2年前から私も末席に加えてもらっているJapanese Curry Awards(JCA)が主催のイベント。
日本のカレー文化にこだわるJCAらしいイベントって何?と考えた結果、日本の食材・生産者とカレーシェフをつなぐようなことができるんじゃないか という発想で始めました。
イベント名は日本らしさとか、学びの場・寺子屋とかけとか、色々あるけど単純に開催場所が池上の本妙院というお寺ってことが一番大きいですね。
今回は3つの食材と、3人のカレーシェフが集結。
[3つの食材を提供してくださった皆さん]
・鰹節「浜吉ヤ」
http://hamayoshiya.com/ ザ・和食といえる鰹節。今回は生利節も提供していただきました
・にんにく「種子にんにく農園」
http://tanekoninniku.web.fc2.com/ 青森県田子のニンニク。白いフレッシュなニンニクに加え貴重な黒ニンニクも
・ハチミツ 養蜂家の飯倉剛さん
http://ouchisaien.com/life-with-honeybee/ 圧倒的に貴重な日本蜜蜂のハチミツ
[3人のカレーシェフ](リンクは私の過去のブログ/詳細は
イベント公式サイトへ)
・「
Spice BAR 猫六」芳谷シェフ
・「
Kalpasi(カルパシ)」黒沢シェフ(リンクは浅草での訪問)
・「
和魂印才たんどーる」塚本シェフ(リンクは沼袋での訪問)

3人シェフ揃い踏み(イベント終了後の写真ですが)
もう、これだけでワクワクしますが、カレーがまたすごいのですよ。
3シェフがカレー+一品を作ってワンプレートに盛り込む形式。

食器と写真の腕のせいですごく見えないかもしれませんが、もう見た目と香りで感動もの。
「大豆とコンニャクの冷やし和ッサムカレー 〜蜂蜜・ニンニク・鰹出汁仕立て〜」by塚本シェフ

普段お店で出す和ッサムスープより、カレーに近づけてとろみのある仕上げ。
かつおだしと酸味がすごく合うんですよ。冷たくて爽やかな一品。
「黒にんにくと黒酢のポークビンダルー」by黒沢シェフ

酸味もスパイスも効いた刺激的な味。ポークも柔らかくてライスに合うんですよ。
甘みのある高級食材・黒ニンニクを大胆に使った他では食べられないカレーです。
「生利のプットゥ」by芳谷シェフ

魚のほぐした身をスパイスで炒めるプットゥを生利で。
干してある生利だと炒めて水気を飛ばす必要がなく楽なのかと思いきや、乾き過ぎていたのでダシを吸わせてから調理したという手の込んだ一品。
素材である生利の旨さが良くわかります。そして何気なく添えたスダチも幻のスダチだったようです。
ライスに添えた3品

「白にんにくと豆もやしのスリランカンアッチャール」by黒沢シェフ・左上
赤く色づいた豆もやしなので韓国風にしか見えないのに南アジア味。ご飯にも合うけど、飲み会の後半でちょびちょびつまみたい。
「白にんにく・鰹節・蜂蜜の海苔佃煮風」by塚本シェフ・左下
スパイスの効いた佃煮?いや、表現がうまくできないけどとにかく旨みがすごい。これの瓶詰めがあれば即買う。
「黒ニンニク包みコフタ 〜ヨーグルトソース〜」by芳谷シェフ・右
中に黒ニンニク1片を大胆に。黒ニンニクがドライフルーツ(プルーン?)のような甘みがあって、肉と想像以上に合うんでよ。お弁当に入ってたら超嬉しい。
「蜂蜜ジンジャーチャイ」by芳谷シェフ は写真を撮り忘れましたが、生姜が効いた絶品チャイでした。
ワンプレートの中にシェフそれぞれの個性がほとばしり、それでいて(何の打ち合わせもしていないのに)絶妙のバランス。本当に感動ものです。
さらにそのあとの本堂でのトークも大満足。

1部・2部合わせてほぼ100人のお客様にも満足してもらえたんじゃないでしょうか?
会場のロケーションも最高で、すべてが大成功といえるイベントでしたよ。
私は裏方といっても、ほぼわちゃわちゃしてるだけで、あんまり貢献しているわけではないので、3組のシェフご夫妻とJCAスタッフ、ご来場いただいた皆様に大感謝です。
いつになるかは未定ですがvol.2もやる予定。もっとすごいことになるかもしれません。