2020年12月29日

JapaneseCurryAwards! 2020<1>受賞店紹介

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今年も審査会の末席に加えさせていただいたJapanese Curry Awards
今年も素晴らしいお店が選ばれました
そんな珠玉の13軒をご紹介いたします

詳細は公式サイトを見てください

Japanese Curry Awards! 2020

[メインアワード 10店] (五十音順)
◆アアベルカレー (大阪・九条)
   (未訪問につき写真無し)
大阪スパイスカレーの雄
ターリーにインスパイアされた副菜たっぷりで旬の食材を取り入れるスタイル
ミュージシャンでもある店主が作り出す調和のとれたスパイスカレー

◆ADI(東京・中目黒)


間借りから実店舗化したネパール料理店
ランチのダルバートやチャイスタンドと、夜のモダンネパールコースとの両方の顔を持つ
安価なネパール料理が大勢を占める東京で、豪徳寺OLD NEPALと並ぶ新しい波を作るお店になっている

◆idematsu(大阪・南森町)
   (未訪問につき写真無し)
元フレンチシェフの作るフレンチと融合したカレー
最近多くみられる他ジャンルと融合したカレーの中でも尖った存在

◆OLD NEPAL TOKYO(東京・豪徳寺)


大阪ダルバート食堂の店主がスタイルを変えて東京で開いたのはm内装や器の一つ一つにもこだわりが詰まったモダンネパールのお店
コースもダルバートもアチャールもデザートも、正統派でありつつ現代日本的アレンジも加えられている
同時期に刊行されたレシピ本はネパール文化もしっかり紹介していて首尾一貫した姿勢も素晴らしい

◆KARLY(島根・松江)
   (未訪問につき写真無し)
山陰地方初の受賞店
松江の町おこしにも貢献したいというお店のカレーはスパイスを効かせながらもマイルドで、毎日でも食べられる味

◆カレーの店 プーさん(東京・武蔵小金井)

小金井の地で創業40周年の名店
懐かしいカレーのように見えて、和出汁の効いたカレーソースで別調理の野菜を加えるあたりは、今はやりのカレーに通ずるものがある
古くて新しいカレーは幅広いお客さんに愛されるのが良くわかるカレー

◆SAVOY(兵庫・三宮)
   (未訪問につき写真無し)
神戸の老舗的名店だが、昨年閉店の危機があったのだが、ファンの後押しもあり復活
家庭の味をベースにしたビーフカレーは神戸のカレー好きのソウルフード

◆ジョニーのビリヤニ(石川・金沢)

最近では説明不要になってきたビリヤニの専門店
冷凍通販のもスパイシーでレベルが高く、マニアも絶賛するし、興味はあるけどお店で頼むのはハードルが高いと思うビリヤニ初心者にも人気
(写真は冷凍カレーを私が盛り付けたもの)

◆堕天使かっき〜(大阪など各所)


大阪の青空食堂をホームとしながらも全国へ活動範囲を広げている
炊き込みご飯とカレーを調和させるという独特のスタイルを持ちながら、それにとらわれない新境地も開拓
「マツコの知らない世界」への出演も含め、自らのキャラクターも活かして、スパイスカレーの伝道師的役割も果たしている

◆ティーハウスMURA(東京・代々木)


17年ぶりの復活で今年最大のサプライズになったお店
店主が変わったとかではなく、これだけの時間を経て復活するお店って他にあります?
どこにも似ていないし、まったく古くもなっていないオリジナリティの高さは驚き

[新人賞 2店]
◆India Gate(京都・烏丸)
   (未訪問につき写真無し)
新進気鋭の京都のビリヤニ専門店
インド的要素と和の要素を組み合わせたスタイルで、関西の出汁文化とも融合している

◆牧谿(東京・市ヶ谷)


インド料理と南方中華、さらに発酵を掛け合わせた新店
オリジナリティの高いスパイス料理とクラフトビールや個性の強い日本酒をあわせる飲めるカレー屋でもある
最近の新店はみな美味しいけど、ここまで個性のあるお店はなかなか無い

[名誉賞]
◆アジャンタ(東京・麹町)

現在各地で影響を与えている(そしてJapanese Curry Awardsを受賞している)シェフを輩出した名店
現在の日本のカレー文化ということを歴史的に考えたときに、素通りは出来ないお店
(写真は冷凍カレーのお取り寄せを自宅て盛り付けたもの)

ということで、いずでも間違いのないお店です
行ったことのない方は是非
というか私も行ったことのないお店が多いので、早く行ってみたいっす

JapaneseCurryAwards! 2020<2>審査会こぼれ話

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JapaneseCurryAwardsの審査員をしていて、一番楽しいことは審査会に出席させて頂けることです。
今年は時節柄、一部の人は集まり、一部の方はリモートで接続した審査会でしたが、短縮営業中のお店の閉店時間まで、じっくりカレーの話ばかりしていました
興味のない人にはどうでもいい話ですが、表彰店以外にもいろんな話をしているので、ちょっとだけ紹介したいと思います


個人的な覚書でもありますが…
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2020年05月16日

オススメ取り寄せ冷凍カレー6選・イノベーティブ編

こんな時期だから冷凍カレーの紹介・第2回
冷凍カレーの良さはレトルトに比べてスパイスの香りや食感が活きているのが良いところです

イノベーティブ編というタイトルはアレですが、一般的に想像される「カレー」とは一味違う旨いのを紹介します

1.元祖エレクトロニカリー/大阪・京橋

まずは Japanese Curry Awards 2019 受賞の大阪スパイスカレーの新鋭
出汁カレーといわれているんですが、「ラーメンとの融合」とか「作り方がラーメン」とか言われていて、ものすごく興味があったんですよ
取り寄せたのは「ドさばポークキーマカレー」
これが確かにラーメン的
一番大きな袋はお出汁、それに塩だれとオイル、普通はメインになるカレーはラーメンでいう具の位置づけ
おうちで作るときもややラーメン的
これがダシ茶漬けのようなラーメンのような、でもしっかりスパイスの効いたカレーという絶品
相方も「また取り寄せてほしい」というほど気に入りました


お取り寄せは通販専用サイトから
ELECTRONICURRY https://curry1008.official.ec/


2.soratobukaori/大阪・京町堀

続いても大阪
昨年末に実店舗オープンした新店
スパイスカレーにスパポ(スチームスパイスポタージュ)をあわせるという独特のスタイル
お取り寄せも「生姜チキンカレー&さつまいものスパポ」と「牛しぐれカレー&おねぎのスパポ」の2種類
スパイスが効いたちょっと和風なカレーにポタージュのまったり感が良いバランスです
カレーの周りにスパポを盛り付け、スパイスオイルとスパイスふりかけで仕上げます
美味しいだけでなく、カラフルで盛り付けるのが楽しくなります
さらにオイルとふりかけは余分に瓶に入ってくるので、他の料理にも使えるので何に使おうか楽しみです



通販専用サイトで予約して取り寄せることができます
ソラトブオンライン https://soratobukaori.stores.jp/


3.スパイス料理ナッラマナム/大阪・堺筋本町

こちらも大阪です
冷凍のバナナリーフ包み弁当を取り寄せすることができます
南インドやスリランカでは一般的なスタイルだと思うんですが、色々な料理がライスと一緒になっていて、食べるところによって味が違っていて、美味しくて楽しい弁当です
さらに期間限定でいろんな具材が入ってくるのも楽しみです
私はラムやアサリ、タコビリヤニをいただきました
他にもホタルイカ、山羊、ヒラマサ、鹿ビリヤニなどなど…すべて食べたくなってしまいます
レンジアップ一発で食べられるのも嬉しくて、冷凍庫に常備したいです

お取り寄せは通販専用サイトから
スパイス料理ナッラマナム https://shinplspice.thebase.in/


4.Johnny's Biriyani/石川・金沢

続いては金沢のビリヤニ専門店
ここ数年で「インドの炊き込みご飯みたいなもので…」という説明が不要なくらいビリヤニが一般に浸透してきた気がします
でも専門店はそんなにありません
専門店だけに5種類のビリヤニが取り寄せ可能です
チキン、ビーフ、ラム、ラムキーマの4種類を食べましたが、具材の違いだけでなくスパイスも違って食べ比べも楽しいです
ビリヤニは炊きたてが一番だと思うのですが、冷凍でもしっかり旨いのでオススメできます

お取り寄せは通販専用サイトから
ジョニーのビリヤニ https://biryanino1.thebase.in/


5.ガラムマサラ/東京・経堂

東京からは Japanese Curry Awards 2014 受賞の名店
既に開店から20年以上になるお店ですが、他には追随できない独創的なカレーを作り続けています
これが冷凍カレーで自宅で食べられるのだからたまらないです
「ラー油ビーフ」「納豆」「しらすと野菜」「梅ベジタブル」「さばチーズ」…
メニュー名を聞いただけでわくわくしますよね
本格インド料理にして日本にしかないまさにジャパニーズカレーの極致
未食の方は一度は食べてみてほしいしカレーです


お取り寄せは通販専用サイトから
おうちdeガラム https://garammasala.official.ec/


6.ヘンドリクス/東京・千駄ヶ谷

東京のもう一軒も既に確立された名店
お店ではお酒と楽しむ料理も素敵なお店です
既に名店なのにネットショップで次々と新作を出しているのが魅力的
私がいただいたのは「茄子と梅干し」
他にも「モツパクチー」「ルッコラチキン」「牛すじビンダルー」など
こちらもメニュー名だけでよだれが出ます

さらに自店のネットショップだけではなく、LOVE INDIAが立ち上げた「COOL INDIA」でも他の日本人インド料理シェフと並んで再現レシピ付き冷凍カレーの販売をやっています
お店のレシピを「秘伝」「門外不出」にせず公開するのはチャレンジであると同時に、「同じレシピで作っても自分と同じ味にはならない」という矜持のなせるわざだと思います
こちらの取り組みもイノベーティブだと思います


お取り寄せは通販専用サイト
HENDRIX CURRY BAR https://hendrixcurry.thebase.in/

COOL INDIA のカレーはこちらから(他のお店のカレーも魅力的です)
スペーススパイス!! https://spacespice.stores.jp/

こんな事態ですが、お取り寄せできるカレーが増えているのは純粋に嬉しいし、多少はお店を支援することになっているのかな?
と思って積極的に取り寄せる毎日です

2回で取り上げたお店だけでなく、他にもいろいろなお店が冷凍カレー通販に取り組んでます
BASEやSTORESのサービスで手軽に始められる環境があったのが良かったかもしれません

名店もニューカマーも間借り店や無店舗のお店もあって色々ですが、今後も取り寄せて、順次インスタでは紹介します

皆様もオススメの取り寄せカレーがあれば是非是非教えてください!


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2020年05月14日

オススメ取り寄せ冷凍カレー6選・スタンダード編

久々のブログ更新です。
現在、私たちも飲食店も活動が制限されている状況で、お店での楽しい食事が難しくて悲しいです。

そんな中で私は3月末から積極的に冷凍カレーを取り寄せ、自宅でカレーライフを楽しんでいます。

ということで、久々のブログで私が3月から食べてきた中でのオススメの冷凍カレーを2回に分けて紹介します。
今回はスタンダード編
何がスタンダードなのか分かりませんが、これぞカレー!という感じのお店です

1.印度料理シタール/千葉・検見川

Japanese Curry Awards 2019 受賞の名店
カレーマニアではない人が想像するいわゆる「インドカレー」の最高峰だと私は思っています
取り寄せ可能なカレーは3種類
バターチキンはこのお店の一番人気
これが冷凍でも抜群に旨いのです
おもったよりサラッとしたソースに旨みがたっぷり
しかもローストした鶏肉の香ばしさがあって、一般的なバターチキンとは一線を画してます
キーマカレーは粗挽きの鶏ひき肉が野性的でがっつりスパイシー
パラクパニールはふわっと柔らかなカッテージチーズが爽やか
3種類一緒に食べても実にバランスが良いです
単品でもミニナンをつけたセットでも頼めるのが嬉しいです

お取り寄せはお店の独自サイトから
印度料理シタールONLINE SHOP https://www.e-sitar.jp/

2.ギタンジャリ/福岡・小倉

もうちょっとマニアックなインド料理も冷凍で取り寄せられます
レギュラーメニューのものはだいたいたのめるので、私は3種類をお願いしました
脂しっかりでガツンと旨いマトンローガンジョシュ、酸味のあるベースの中にパコラを入れるカディパコラ、ヒツジスキーにはたまらないひよこ豆とマトン
アチャールも美味しくて、全体的に本格的でリッチな味。
満足感が高いです


お取り寄せの注文はお店にお問い合わせください
私はSNSのDMでお願いしました

3.アディカリ―/東京・麻布十番

続いて南インドのミールスです
こちらのお店はネパール料理とも融合した間借りカレーの名店
私が取り寄せたのは第2段の「レモンライスミールス」(2人分)
レモンライスにダル、フィッシュカレー、サブジ、アチャールにチャイベースまでセットになっています
レモンライスが本当に美味しくて、カレー無しでも食べられる旨さ
しかもこれ2人分といいながら量がかなりたっぷりで、上の写真くらいの盛なら4食分くらいになります
たんなるカレーと違って1人前のセットにカレーやタルカリ、アチャール、ライスとそれぞれパッキングしたなければいけないので、これを取り寄せに対応するのは大変だと思うのに、頭が下がります。


お取り寄せは通販専用サイトから
adhi curry https://adhicurry.theshop.jp/

4.七夕工作舎/静岡・静岡

続いてはスリランカです
このお店は静岡にあるテイクアウトを中心としたスリランカカレーのお店
基本のカレーはツナ、チキン、ダルの3種類
ココナツミルクベースで優しい味のツナ、スパイシーでトマトの酸味も良いチキン、モルジブフィッシュの旨みでどこか懐かしいダル
3つともシンプルなんですが、全く違う味でバランスが良く、混ぜても美味しくてスリランカカレーの楽しさが味わえます
丁寧な手書きのお手紙も入っていて、ほっこりします


お取り寄せはお店のサイトから
七夕工作舎 https://77kosakusha.shop-pro.jp/

5.アジャンタ インドカリ店 川沿出張所/北海道・札幌

私はスープカレーが大好きなので、札幌からも他のところからもいくつか取り寄せました
その中でも一番気に入ったのがこちら
スープカレーのルーツ店の一つの系列点というオーソドックスなスープカレー
食べる時には湯煎だけでなく、鍋に開けて熱することで、スープが脂と混ざり乳化して最高に旨いです
ラム、マトン、ラムキーマ、カシミール(ラムとマトンのミンチボール)の4種類を試しましたが、とにかく具材がたっぷり
にくにくしい食べ応えがあるのが嬉しいです
新鮮な野菜や冷凍に向かないじゃがいもなどは自分でプラスするのが冷凍スープカレーの楽しみ


お取り寄せの注文はお店にお問い合わせください
私はSNSのDMでお願いしました

6.ラ・ファソン古賀/東京・代々木上原

最後は欧風、というかフレンチカレー。
こちらもJapanese Curry Awards 2019 受賞のフレンチの名店
お店ではランチコースのメインとしてソースキュリー=カレーを楽しむことができます
冷凍で取り寄せることができるのはこのソースキュリー、いわば具無しのカレーソースです
これが想像よりサラリとしたソースなのですが、和牛のすね肉と野菜から出た旨みが詰まった絶品なのです
お店でも焼き野菜や牛肉のワイン煮と合わせているように、他の食材と合わせても旨みを引き立たせる感じ
私は鶏肉のソテーや野菜と合わせましたが、食べ方も工夫できる楽しみもあります


お取り寄せはお店のサイトから
「ソースキュリー」のタブからメールを立ち上げて注文できます
ラ・ファソン古賀 http://la-f-koga.com/

とにかくまずは6軒
どれも絶品ですので、気になったものがあれば取り寄せてみてください

最後にこれから冷凍カレーを頼むのなら、最も注意すべきことをアドバイス

冷凍の要領に見合った注文を!

クール便はちょっと高いから、どうせなら少し多めに注文したくなりますが、案外かさばるので、注文は冷凍庫と相談してください

そして他にオススメのお取り寄せカレーがありましたら教えてください。

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2020年01月05日

JapaneseCurryAwards! 2019<1>受賞店紹介

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毎年恒例のアワードが2019年も発表されました。
JapaneseCurryAwards


私は今年も審査に加わらせていただきましたが、プライベートがバタバタしてしまい、公表日にブログの更新はできませんでした。

ではありますが、私なりに今回11軒の受賞店を紹介したいと思います。
未訪問のお店も審査会での他の審査員のコメント等を参考にして紹介します

今年も本当に素晴らしいお店ばかりですよ

Japanese Curry Awards! 2019

[メインアワード 9店] (五十音順)
印度料理シタール (千葉・検見川)

日本で親しまれているいわゆるインドカレーの最高峰
新店舗完成もあり、本年度のメインアワードに相応しいお店

◆お出汁とスパイス 元祖エレクトロニカレー (大阪・京橋)
   (未訪問につき写真無し)
大阪スパイスカレー/だしカレーの中でも一線を画する新しいカレー
まるでラーメンのようにスープを取って作るというカレー
食べてみたい

Curry & Cafe Afterglow(アフターグロウ) (福岡・六本松)
curry
福岡で自由なカレーを作り続ける異端児
私の訪問は2015年ですが、当時から麻婆、煮干しカシミール、犬神家(カエルの足)などの自由な発想と遊び心のあるカレーがラインナップされてました
また行きたい

◆キッチン南海 (東京・神保町)
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(写真は向ヶ丘遊園店)
神保町で学生などを支え続ける定食とカレーのお店
生姜焼きや揚げ物と並んで人気の黒いカツカレーは必食

Spice Cafe(スパイスカフェ) (東京・押上)
カレー4種類
近年見かけるようになったインド料理のコースをいち早く取り入れたお店
私はずいぶん長いこと言っていないのですが、近年は季節料理のコースに業態を変えたり、のれん分けのお店を出したりと新たなチャレンジも続けている、進化しつづける名店

錫蘭食堂コジコジ (茨城・水戸)
plate
スリランカカレー東の横綱
関西を中心としたスリランカカレーブームの前から一品一品を丁寧に仕上げたプレートを提供し続けている
わざわざ茨城に子のためだけに行く価値のあるお店

ゼロワンカレーA.o.D (大阪→東京・三田)
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大阪の人気店が満を持して東京進出
本格的な南インド料理でありながらも日本人にも親しみやすく、かつ東京仕様にチューンナップ

ベンガルタイガー (千葉・千葉)
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千葉の住宅街で光るモダンインディアンの旗手
プレゼンテーションの圧倒的な美しさと、見た目だけではない料理のクオリティとオリジナリティが魅力

MOKUBAZA (東京・北参道)
山盛
カレー激戦区神宮前で美しい盛り付けのキーマカレーを提供するバー
この盛り付けを真似する店も多い、おしゃれで美味しいキーマカレー

[新人賞]
◆Cini CURRY(チーニーカリー) (兵庫・みなと元町)
   (未訪問につき写真無し)
神戸を代表するパキスタン料理店「タンドール」に師事した本格的なパキスタン料理を提供しつつ、日本の食材を使ったオリジナリティーもある新店

[名誉賞]
サカエヤ

古き良き昭和のカレースタンド
丁寧に仕込まれたカレーを0分で提供することだけでなく、注文後に揚げ始めるカツ、手作りのサラダやけんちん汁、そのすべてに店主の誠実さが表れる名店

ということで間違いのない11店
是非食べてみてほしいお店ばかりです

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JapaneseCurryAwards! 2019<2>私の推薦店紹介

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こちらも恒例というか本当は発表前に公開するはずだった私の推薦店
大変遅れて申し訳ありません

では私の推薦店12店です

[メインアワード 10店]
印度料理シタール(検見川)
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・今年、店舗を立て直した千葉を代表する名店
・今時、あの規模の独立店舗を建て、それが開店前から行列になるお店が全国にいくつあるでしょう?ましてやインド料理で
・日本におけるインド料理のど真ん中でありながらシタールの魅力というか魔力のあるお店だと思います
・例えば「どこで食べてもそこそこ美味しい」になりがちなバターチキンの圧倒的なうまさは圧巻です

◆ライオンシェア(代々木)
・おしゃれなカフェに見せかけながら本格的なカレーがあるのは、松本にあったインド料理店シュプラ(旧山猫亭)にほれ込み、同じ味を東京で食べたいあまり弟子入りして修行したから
・ごはんとカレーの間に刻み生野菜を入れる独特のドライキーマが絶品で、これもシュプラから引き継ぐスタイル
・日本人の作るインド料理の系譜を伝承するお店として推薦

◆香菜軒 寓(鎌倉)
・富士見台から鎌倉へ移転した名店
・家庭の事情からご実家に戻られて、実家をお店として再スタートし、行くたびに自らの手で増強されていくお店を見るのも楽しい
・信頼できる農家の野菜を使った地産地消・ヘルシー志向、セルフリノベーションと近年多くのお店が取り入れているスタイルの先を行くお店
・地元の鎌倉野菜をふんだんに使った風干し野菜のカレーは必食の一皿だと思います

◆Sunvally Hotel(三軒茶屋)
・こだわりの現地仕様のインド料理店
・営業形態や予約形式が一般客には敷居が高く思えるかもしれないが、それもこれもフレッシュな料理を提供するためのこだわりだし、予約時に丁寧に対応してくれる
・店の内装や照明にも現地に近づけようというこだわりがあるという
・毎年インドに行っているだけあって、現地度があがっているという料理の一皿一皿に驚きがある

◆ホンカトリー(湯島)
・上の店とは対照的にインドにもパキスタンにも行ったことも興味もなかったという店主のオリジナルなカレー店
・元々ベルギービールの専門家なのに、ビールどころかドリンクメニューすらなく日替わりの魚と肉の2種類カレーのみで勝負している
・「おつりの用意が面倒だから千円均一」「メニューはその日に買い物に行ってから考える」など逸話がいくつもあり、店主のゆるい会話も楽しく、いつの間にか行列店に
・具によって表情を変えるオリジナルなカレーと、いろいろな野菜がのったカラフルなライスが美味しくて楽しい

◆パヴォーネインディアーノ(幡ヶ谷)
・インド料理とイタリアンの融合したバー
・イタリアン、インド、日本を自由に行き来したメニューが楽しい
・和の食材をアチャールやパコラに仕立てたと思えば、イタリアンのプッタネスカをベースとしたカレーもある
・スパイスのバッチリ決まったラムキーマを自家製のチーズフォカッチャで食べる至福感たるや…

◆葉菜(勝田台)
・地元に根ざした南インド料理店
・食材にこだわり健康的なミールスを千葉のはずれ(失礼)で続けることの凄さ
・それでいて堅苦しい「ベジタリアンフード」ならず、誰もに門戸を開いた入りやすいお店なのも好感
・毎日でも食べられるミールスは本当に優しい味

◆ガネー舎(新橋)
・2002年開店。東京23区初のスープカレー店にして、札幌の正統派の遺伝子を持つお店
・スープカレーの元祖と言われるアジャンタの味を継ぐ「とんじ」(国立・閉店)で修行し、アジャンタ創業者の教えもうけた
・バブリーなスープカレーブームの流行り廃りの波を超え、新橋のサラリーマンランチの定番としても定着
・私はアジャンタの血を感じるディナーメニューの「ラムミンチカリィ」が大好きだ

◆カーマ(神保町)
・日本一のカレータウン神保町から
・創業から25年!といっても神保町にはもっと歴史あるカレー屋さんも多いです
・私が初めてこのお店に行ったのはテレビ番組で「老舗カレー店が多い神保町で敢えて勝負する新店」として紹介されていたのを見たからでした
・その新店舗が今や神保町を代表するお店になり、カレーの街・神保町が守られていく。そういうお店の代表として推薦したい
・しゃぱしゃばのチキンカレーに大ぶりのじゃがいもがのったカレーはじんわり旨いんです

◆山食音(京都)
・アウトドアグッズの「山と道」とビーガン食堂「PLANTLAB」の共同運営するスペース
・雑貨を扱うカレー店はありますが、ここまで専門店と一体化したお店はあまりないと思う
・シンプルで実用性が高く普段使いもできそうな山用品と、地元の野菜をつかったシンプルで毎日でも食べられるミールスやイドゥリの定食は、コンセプトの統一感がしっかりあり心地よい空間になっている

[詩人賞]
◆TOKYO MIX CURRY(根津 他)
・アプリで注文から決済まで完了するスタイルのヘルシーなカレー
・注文方法の新しさもあるが、リーズナブルな価格でヘルシーでおしゃれなカレーを展開しているところが素晴らしい
・「トマト青唐」「チャナ納豆」といったベジ副菜がひとつ40円から選べるので、チェーン店やスープカレーのようなトッピングを選ぶ楽しさと、最近はやりのスパイスカレーの副菜いろいろの楽しさが、低価格帯で同居する魅力
・根津本店を6月にオープンさせ、間借りを中心に既に4店舗展開という行動力も素晴らしい

[名誉賞]
◆サカエヤ(御徒町)
・40年以上にわたって営業を続けるカレースタンド
・カレーは待ち時間0分のスピード提供、カツは注文があってから揚げる、けんちん汁やサラダも全て手作りと、まさに「誠実」を絵にかいたようなお店
・誰もが安心できるカレーを長きにわたって提供していることこを名誉賞に相応しいと考える

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JapaneseCurryAwards! 2019<3>審査会こぼれ話

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JapaneseCurryAwardsの審査員をさせていただいて、一番楽しいことは審査会に出席させて頂けることです。
数時間にわたって雑談も含めてカレーの話しかしていない、この会が本当に楽しく、勉強になる会なのです
興味のない人にはどうでもいい話ですが、表彰店以外にもいろんな話をしているので、ちょっとだけ紹介したいと思います

個人的な覚書でもありますが…
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2019年10月06日

ゼロワンカレーA.o.D/三田

大阪の人気店が満を持して東京に移転
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三田の街に新しい風を吹かせています

【過去(大阪時代)の訪問】
  ゼロワンカレー[1]/大阪「南インド・あいがけ定食(18年5月)」


2種盛りミールス(レモンライスに変更)
・スモークラム肉のビンダルー
・ベジカレー(オクラとポテト)
ワダなどの手の入った副菜がたっぷりなのも嬉しい
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ラムはスモークが効いていて燻製好きにはたまらん
肉も上にのせられたスライスとグレイビーに混ざった角切りでは味わいも食感も違って楽しい
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ベジは自然な甘みが際立つ
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サンバルとラッサムはおかわり可能とはいえ、おちょこサイズではさすがに少ない
何度もおかわりするのも品がないので、あと5倍は欲しいなぁ
と思いながらおかわりしたら追加分はカトリにたっぷり
「5倍くらい」って口に出していたのか、思うほど希望通り
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スイーツ類もかなり美味しい

だいぶ強気な価格設定にも思えるけど、価格に見合った内容だと思うし、この路線で定着してほしいなあ
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2019年05月02日

印度料理シタール[3]

前回は仮店舗に訪問したシタール
店舗の改築というか立て直した新店舗が開店しています
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この規模の独立店舗を新たに建てられる飲食店なんて、そうそうないですよね

【過去の訪問】
  シタール[1]/検見川「バターチキンとキーマ(11年3月)」

  シタール[2]/検見川「仮店舗でバターチキンとマトン(18年5月)」

今回は相方と2人で3種類のカレーとレモンライス、ナン
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バターチキンってどこで食べても美味しいじゃないですか?
でもここのはレベルが違う旨さなんですよ
味の構成は同じなのに飛び抜けて旨い
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辛さしっかりのマトン
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ちゃんとほうれん草の味がするパラクパニール
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全てが当然のように旨いです
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2019年03月27日

カレーハウス11イマサ[6]/新宿

少し前になりますが、「カレーハウス11イマサ」にJapaneseCurryAwardsのメダルを届けに行ってまいりました

いろいろな話が伺えて楽しかったです

【過去の訪問】
  カレーハウス11イマサ[1]/新宿「みんな大好きジャーマンカレー(09年8月)」
  カレーハウス11イマサ[2]/新宿「印度チキンカレー(13年2月)」
  カレーハウス11イマサ[3]/新宿「インド風トマトカレー(13年8月)」

  カレーハウス11イマサ[4]/新宿「背脂叉焼カレー(18年1月)」
  カレーハウス11イマサ[5]/新宿「やっぱりジャーマンカレー(18年12月)」

なにしろ世界一の乗降客数を誇るビッグターミナルの人気店
いつもお客さんの絶えないお店という印象はありましたが、なんと一日平均ほぼ1,000食を売り上げるのだとか
おそるべしイマサ

イマサは6種類のカレーソースと数多くのトッピングで無数のメニューがあります

サンプルもしっかり

こんな中で一番人気はほぼ不動

ビッグチキンカツカレー
普通のチキンカツカレー(530円)に対し150円マシの(680円)でこのサイズ
そして予想以上にカツがサクサクかつボリュームがたっぷり
これは一番人気なのが納得です

「ほぼ」不動の一番人気、と書いたのは、過去のデータを見せてもらった中で、最近では一か月だけ一番人気を譲ったことがありました
それが期間限定メニュー

「背脂叉焼カレー」
この他の店では無いタイプのカレーでした
今の期間限定はチーズキーマ
安定しているお店だと思いますが、期間限定にチャレンジしていくのは素晴らしいなあ
そしてまた背脂復活してほしいなあ

たぶんスパイス好きが好むのはこちら

印度チキンカレー
これにもいろいろトッピングがのせられます

ちなみに私が一番好きなのは昔からジャーマンカレー

本日はジャーマンカレーに「玉子のコロッケ」をトッピング
ソーセージはともかくなぜジャーマンにコーンなのか不明ですが、大好きなんです

ただ子供の頃からこればかり食べていたイメージでしたが、お店の方と話して思い出しました
昔新宿西口の今のユニクロのあたりにあったお店で良く食べていたのは違うメニューでした
「田舎カレー」
山菜ののったやつ、食べてたなあ
期間限定で復活しないかなぁ
今時流行らないよなあ
とか思いました

そして現在のメニューはこんな感じ

ちなみにこの食券器、もう現在は製造していないんだそうで、修理しながら使っているとのこと
Suica対応も考えたいのだけど、最新のタッチパネル式にしてしまうと、お客さんが混乱して回転が遅くなることが心配だとか
そりゃ一日千食ですし、幅広い年齢層のお客さんに対応する必要があるお店ならではの悩みですよね

ちなみにお渡ししたメダル

ファミリービジネスから始まったイマサなんですが、最近にSNS戦略にも力を入れているということでメダルをお渡しした広報担当は現役の大学生
レトルトカレーも販売が始まっていたり、いろいろ新しいチャレンジもしているので、これからも注目が必要なお店ですよ


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